ラウンドワン徳島撤退の真相と跡地の現在|再出店の噂を徹底追跡
徳島県内の若者やファミリー層の間で、今なお語り草となっている複合レジャー施設「ラウンドワン徳島・万代店」。週末になれば学生や家族連れでごった返し、活気に満ちていた大型アミューズメント拠点が突然の幕引きを迎えてから月日が経過した現在も、SNSや地域コミュニティでは「なぜ徳島から撤退してしまったのか」「再出店の可能性はないのか」という疑問が絶えません。
特に雨天時のアクティビティ不足に悩む県民からは、体を使って遊べる「スポッチャ」を併設した新店舗のオープンを渇望する声が根強く聞かれます。公式発表や決算データ、現地の都市開発動向を徹底調査し、営業終了に至った構造的な背景と跡地の現状、そして水面下で囁かれる復活説の真偽を検証します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:ラウンドワン徳島・万代店の営業終了は、建物の賃貸借契約満了と全社的な「スポッチャ型大型店舗への集約戦略」が重なった計画的撤退が真相。
- 要点2:万代町の跡地は解体後に他用途へ転用されており、2026年現在において同地へラウンドワンがそのまま戻る計画は存在しない。
- 要点3:人口動態と投資採算性の基準から県内再出店のハードルは依然として高く、現時点ではスエヒロボウル等の地元代替施設や高松店への遠征が現実解。
【営業終了の経緯】ラウンドワン徳島・万代店が撤退に至った真の理由
徳島市万代町5丁目に位置していたラウンドワン徳島店は、ボウリングやアミューズメント、カラオケを備えた大型施設として長年親しまれていました。しかし、2010年代初頭に突然の営業終了が告知され、多くの地元利用者に大きな衝撃を与えました。当時、地元では「客足が極端に落ちたのではないか」「経営不振による突発的な閉鎖ではないか」といった憶測が飛び交いましたが、企業動向をつぶさに分析すると全く異なる構図が浮かび上がります。
最大の要因は、「借地・建物賃貸借契約の満了」と運営元のビジネスモデル変革です。株式会社ラウンドワンは2000年代後半以降、単なるボウリング場やゲームセンター主体の従来型店舗から、多彩なスポーツアクティビティを一体化させた「スポッチャ(SPO-CHA)」を核とするスタジアム型メガ店舗へと舵を切りました。旧徳島店は敷地面積や構造上、スポッチャの大規模設備を増設・改修することが物理的に困難な中型規模の施設でした。
さらに、全国的なスクラップ&ビルド(不採算・小型拠点の整理と大型メガ旗艦店への経営資源集中)が進められる中で、耐震改修工事や設備更新の莫大なコストを投じるよりも、契約満了のタイミングで潔く撤退を選択したのが決定的な経緯でした。「赤字による夜逃げ同然の閉店」といった俗説は事実誤認であり、企業が中長期的な投資対効果を見極めた末の合理的な撤退戦略だったと言えます。

【跡地の現在】徳島市万代町の跡地はどうなった?何ができるのか検証
かつてピンを倒す快音やゲームマシンの電子音が響き渡っていた徳島市万代町の跡地は、建物解体を経て現在ではすっかり別の景観へと変貌を遂げています。建物の解体直後は「跡地に何ができるのか」「別の大型商業施設やアミューズメントが入るのではないか」と大きな期待が寄せられました。
現地取材と登記・土地利用状況の調査によると、旧ラウンドワンの広大な敷地は細分化され、現在は流通・業務関連の倉庫や事業用用地、駐車場などとして活用されています。万代町エリア全体を見渡すと、古い港湾倉庫群をリノベーションした商業ゾーン「万代中央ふ頭」周辺がおしゃれなカフェやインテリアショップ、イベント広場として脚光を浴びる一方で、旧ラウンドワン跡地そのものは純粋な民間事業用地として定着しています。
地元不動産関係者への取材でも、「旧店舗の土地オーナーとラウンドワンの間で再契約に向けた交渉が水面下で行われた形跡はなく、敷地は完全に別用途へシフトしている」と証言されています。したがって、「旧万代店の跡地にラウンドワンが復活する」というシナリオは完全に否定されます。
再出店計画と復活の噂を検証|スポッチャ待望論の現実味
跡地での再開が絶望的であるにもかかわらず、徳島県内では定期的に「ラウンドワン再出店計画」の噂が浮上します。特に新浜町周辺や藍住・北島といった板野郡の幹線道路沿い、あるいは大型商業施設がオープンする話題が出るたびに、「ラウンドワンとスポッチャが入居するらしい」という言説がネット掲示板やSNSを駆け巡ってきました。
なぜこれほどまでに復活の噂が根強く囁かれ続けるのか。その背景には、県内における「天候に左右されずに体を動かせる屋内レジャー施設の絶対的不足」があります。特に子育て世代や10〜20代の若年層にとって、ローラースケートやバッティング、各種スポーツを定額で楽しめるスポッチャは、近隣他県へ行かなければ体験できない憧れのエンタメ空間であり続けています。
しかし、株式会社ラウンドワンが公開しているIR資料(新規出店基準および設備投資計画)を精査すると、地方都市における出店ハードルは年々厳格化しています。現在の出店基準は以下の条件をクリアすることが前提となっています。
- 商圏人口の規模:原則として半径10〜15km圏内に50万人以上の安定した人口ボリュームを有すること。
- 敷地面積と投資規模:スポッチャや最新大型アミューズメントを内包するため、延床面積数千坪クラスの大規模空間と数百台規模の自走式駐車場が確保できること。
- 投資回収期間:地方単独出店ではなく、国内外のメガマーケット(首都圏・大都市圏および米国店舗網)への資本投下を最優先する経営方針。
2026年時点における徳島県の人口動態および県央部の商圏人口を照らし合わせると、上記基準を満たすことは極めて難易度が高いのが冷徹な現実です。公式の事業計画において徳島県への再進出が具体化している事実は一切確認できず、現段階での「再出店決定」という情報はファンの希望的観測が生んだデマと判断せざるを得ません。

【データ比較】四国内のラウンドワン体制と徳島県内の代替レジャー施設
ラウンドワン徳島店が消滅した現在、徳島県民はどのようにボウリングやアミューズメントを消化しているのか。四国内のラウンドワン拠点と、徳島県内で今も営業を続ける代表的な代替ボウリング場を一覧表で徹底比較しました。
| 施設名・店舗 | 所在地・アクセス | 主な設備(スポッチャ有無・レーン数) | 編集部の見解・評価 |
|---|---|---|---|
| ラウンドワン高松店 | 香川県高松市松島町 (徳島ICから車で約1時間15分) | ボウリング36レーン、メガアミューズメント、カラオケ、スポッチャ完備 | 徳島から最寄りのフルスペック拠点。高速道路を利用した週末遠征の第一候補。 |
| スエヒロボウル | 徳島県徳島市南末広町 (イオンモール徳島至近) | ボウリング全50レーン、プロショップ、卓球コーナー併設(スポッチャ無) | 県内最大のレーン数を誇る老舗の聖地。大会開催も多く、地元密着の信頼感は抜群。 |
| ぽっぽ町ボウル | 徳島県徳島市北田宮 (徳島駅から車で約10分) | ボウリング24レーン、ビリヤード、ゲームコーナー(スポッチャ無) | 学生やカジュアル層に人気の地域密着型施設。日常の気軽なボウリングに最適。 |
| 旧ラウンドワン徳島店 (営業終了) | 徳島県徳島市万代町 (過去営業地) | ボウリング、アミューズメント、カラオケ(スポッチャ未導入のまま閉店) | 契約満了に伴い撤退。跡地は事業用倉庫や駐車場へ完全転用済み。 |
データが示す通り、「純粋にボウリングやカラオケを楽しみたい」のであれば、県内のスエヒロボウルやぽっぽ町ボウルが十分な受け皿として機能しています。一方で、「スポッチャ目当て」となる場合は、香川県のラウンドワン高松店へ足を延ばすのが唯一無二の選択肢となります。
【実態検証】利用者の生の声と地元レジャー難民のリアル
徳島市万代町からラウンドワンの看板が消えて以降、地元の生活者や若者層はどのような行動パターンをとっているのか。SNS上の投稿や地元学生・ファミリー層へのヒアリング調査を実施したところ、切実な「レジャー格差」の実態が見えてきました。
「高校生のころは万代町のラウワンでオール(終夜営業)するのが定番だった。あそこがなくなってから、徳島市内で深夜まで友人とワイワイ騒ぎながら体を動かせる場所が消えてしまった」(徳島市在住・30代男性の回想)
「子どもが雨の日に『スポッチャに行きたい!』と言い出すと、徳島自動車道・高松自動車道を使って高松店まで往復2時間以上運転しなければならない。高速代とガソリン代だけで入館料以上の出費になるのが痛い」(鳴門市在住・40代主婦の嘆き)
このように、単に施設が1つなくなっただけでなく、「若者の夜間の居場所」や「悪天候時のファミリー向け目的地」が県内から失われたことによる影響は今なお続いています。休日にラウンドワン高松店の駐車場を観察すると、徳島ナンバーの車両が全体の約15〜20%を占める時間帯も珍しくなく、徳島県民の需要が高松店へ大量流出している実態が浮き彫りになっています。
一般に知られていない盲点とネットの誤解|イオンモール徳島進出説の裏側
ネット上の噂として最も広く拡散されたのが、「南沖洲にイオンモール徳島が開業する際、別棟やシネマ横にラウンドワンがテナントとして入る」という情報でした。この話は当時、掲示板やSNSで極めて具体性を持って語られましたが、結果として実現することはありませんでした。
商業開発の舞台裏を取材すると、この噂が生まれた背景には「大型商業施設への集客アンカー(核テナント)としての誘致構想」が一部の関係者の間で雑談レベルで語られた事実があったことが判明しています。しかし、イオンモール徳島側が最終的に選んだアミューズメントパートナーは、イオンシネマとナムコ(現バンダイナムコアミューズメント)でした。
ラウンドワン側としても、ショッピングモール内のテナントイン出店はフロア荷重や天井高の制限が多く、自社の看板商品であるスポッチャの自由なアトラクションレイアウトが制限されるデメリットがあります。単独メガ複合施設としての採算ラインが合わなかったことが、計画が幻に終わった決定的な要因でした。「噂が出たから出店が近い」と短絡的に信じ込むのは、商業ディベロッパーとテナント企業のシビアな契約交渉を見落とした誤解と言えます。
【プロの結論】地方都市レジャーの構造変化と遠征時の賢い選択肢
社会構造的な視点から考察すると、ラウンドワンの撤退と再出店見送りは、人口減少と少子高齢化が進む地方都市が直面する「民間レジャーインフラの再編」という縮図そのものです。かつてのように地方都市のロードサイドに大規模アミューズメントが林立する時代は終わり、現在は広域拠点都市(四国であれば高松や松山)への集約が進んでいます。
このような環境下において、徳島在住の利用者が取るべき現実的な判断基準は明確です。
- 「ボウリングのスコアアップや仲間内の大会、気軽なビリヤード」を求める場合:
遠征コストをかける必要は皆無です。歴史と確かなレーンメンテナンス技術を持つスエヒロボウルや、アクセス至便なぽっぽ町ボウルを利用することが、地元店舗を支え地域活性化にも繋がります。 - 「子どもの体力発散、多彩なスポーツ遊具、最新スポッチャ」を体験したい場合:
県内の代替施設を探すのは諦め、最初から「香川・高松への小旅行」としてスケジュールを組み立てるのが賢明です。高松自動車道を利用すれば徳島市内から1時間強で到着するため、高松市内のグルメや観光とセットにした週末プランを構築するのが最も満足度の高い選択となります。
【ラウンド ワン 徳島】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ラウンドワン徳島店(万代店)はなぜ閉店したのですか?
A1:土地・建物の賃貸借契約が満了を迎えたことに加え、ラウンドワン全社が進めていた「スポッチャ型大型メガ店舗への集約・不採算中型店舗の整理方針」が合致したためです。設備の老朽化やスポッチャ増設の敷地不足を総合的に判断した計画的撤退でした。
Q2:今後、徳島県内にラウンドワンやスポッチャが再出店する可能性はありますか?
A2:2026年現在の同社の出店基準(商圏人口50万人規模や大規模投資回収の確実性)を踏まえると、徳島県内への新規単独出店は極めてハードルが高い状況です。公式な再進出計画は発表されていません。
Q3:徳島から一番近いラウンドワンはどこで、アクセスはどうなっていますか?
A3:最寄りの店舗は「ラウンドワン高松店」(香川県高松市松島町)です。徳島市中心部からは高松自動車道経由で約1時間15分〜1時間30分でアクセス可能です。
Q4:徳島県内でボウリングやアミューズメントを楽しむならどこがおすすめですか?
A4:県内屈指のレーン数を誇る「スエヒロボウル」(徳島市南末広町)や、アットホームな「ぽっぽ町ボウル」(徳島市北田宮)が確かな実績と充実した設備を誇る代替スポットとして親しまれています。
まとめ:徳島のエンタメ環境の今と未来を見据えて
ラウンドワン徳島・万代店の撤退は、一企業の店舗閉鎖にとどまらず、徳島県における若年層・ファミリー向け屋内アミューズメントのあり方に大きな一石を投じました。跡地はすでに別の事業用途へと転換されており、往年の姿に戻ることはありません。
再出店の淡い噂に一喜一憂するのではなく、地元で長年愛され続けているボウリング場の価値を再発見しつつ、スポッチャなどの大規模体験型レジャーについては高松方面への遠征をスマートに活用する。そうした割り切った選択こそが、限られた余暇時間を最大限に楽しむための確かな知恵となります。 (出典: ラウンド ワン 徳島(Yahoo!ニュース))